学生時代から接客の仕事に興味があり、叔母が海外の航空会社で客室乗務員をしていたこともあり、航空業界を目指すようになりました。その中でも、現場のフロントラインでお客様と密にコミュニケーションをとれるラウンジでの業務には強い憧れがあり、社内資格を取得したことで念願叶ってコンシェルジュになることができました。主な仕事内容は、ANAのプレミアムメンバーサービスの中でも最上級ステイタスである「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様対応です。カウンター業務との一番の違いは、週に何度もご利用されるような搭乗頻度の高いお客様が多いこと。そのため、その日の予約リストは必ず事前確認し、以前ご利用されたサービスやご要望があれば先回りして準備することを徹底しています。心がけているのは、お客様の心を掴み、一人ひとりのニーズを汲み取って対応すること。その結果「橋本さんだからお願いするよ」とお客様に言っていただけたときは本当に嬉しかったです。

コンシェルジュ業務と並行して、出発便管理者としての業務も担当。お客様をお待たせすることなく定刻通り飛行機を出発させるために、搭乗状況の確認、お客様情報を機内へ伝達、スタッフへの指示出しなどを行っています。目の前のお客様対応をしながら空港全体を俯瞰しなければいけないので大変ですが、どんなときも仲間とのチームワークを大切にしながら臨機応変に対応しています。コンシェルジュ業務と出発便管理業務、どちらにも共通して大切なのが、優先順位をつけること。お客様の要望を叶えることも、定刻通りに飛行機を飛ばすことももちろん重要ですが、最優先すべきはお客様の安全です。そのため、たとえお客さまからの要望であっても、安全を担保できないようなことであればお断りすることもあります。お客様にこれからもANAグループを選んでいただけるように、使命感を持って日々の業務に取り組んでいきます。